つたえたい、
心の手紙
いまは会えないあの人に
「つたえたい、心の手紙」
この活動を通して
「つたえたい、心の手紙」は、書くことで心の整理をする機会となる一方、読者の方からも、今ある大切な人たちと過ごす時間に改めて喜びを感じることができるという声が寄せられています。
この活動を通じて、手紙がもっている、“手紙を書いた本人だけではなく読んだ方への癒す力”“家族や友人との絆を再確認し、前向きに生きる気持ちにさせてくれる力”を皆様に少しでもお伝えできればと思います。

編集長が選ぶ、
今週の珠玉の1通
惜しくも受賞は逃したものの、作者の方の想いが強く感じられる作品を「珠玉の1通」としてご紹介いたします。
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いつまでもアイ・ラブ・ユー生まれた直後に院内感染してしまい、命をあきらめるように言われたけれど、強い生命力で生き抜いた。半年後、脳性麻痺の診断。「生涯、立つことも、歩くこともできない」と、宣告された。そして、その翌年には、君が病で逝ってしまった。
それから十六年。君が産んだ、この子は十八歳になる。
来年は、大学生だ。
日々の生活を工夫して、生活そのものをリハビリ訓練の場に変え、毎晩寝る前のマッサージも欠かさずにやってきた。
五歳のときには、自分の足で初めて立ち、たった三歩だったけれど自分の足で歩き、それが今では杖を使えば二キロは歩けるようになった。
上下左右、奥行き、距離などの空間認知能力もなかったのを、実際に体を動かし、空間を体で感じさせ、それを繰り返し根付かせて、克服させた。
小学校にあがってからも、手の力がないから筆圧が足らず、字の形にならなかったのを、宿題のプリントを、何枚も涙でぐちゃぐちゃにしながらも、辛抱強く書かせ続けた。
その子が、大学生になるんだ。
障害者枠のような特別枠ではなく、自分の力で道を拓いて。
努力、努力、努力。生まれてから、ずっと努力の子だった。
「お父さんは鬼だ」と言われたこともある。
その通り、心を鬼にしていたよ。
あきらめたら、おしまいだった。
障害を負っていても、自分らしく、自立して生きていけるように、さらに他人(ひと)様の役にも立てるだけの人間に育てあげるのが、僕の役目だと思っていた。
そうは言っても、導く役もなかなか辛かったよ。
でも、君がいたから、ここまで来られたんだ。
凄いよね、死んでしまって十六年も経つのに、生きているときと少しも変わらないくらい、僕を支えている。
いつだって、アイ・ラブ・ユーだった。
そして、いつまでもアイ・ラブ・ユーだ。
「心の手紙」に
寄せられたご感想
応募者の方の声
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静岡県・50代・⼥性
応募をきっかけに、改めて⽗や⺟への想いを⾔葉にすることができました。
忙しさにかまけて、⾒ないふりをしてきたような気がします。こんな⾵に感じていたんだ、と⾃分の事ながら、読み返すことができたことが、今、⾃分への⽀えです。
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東京都・10代・⼥性
初めてこの公募を⾒かけて、「祖⽗に伝えたい」その気持ちでいっぱいになり書きました。書いている途中はあれこれ祖⽗との思い出がよみがえって、何度も涙が⽌まらなくなり書くのを中断しましたが、最後まで書き上げられてよかったです。祖⽗に届くように⼼から願っています。
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⼤阪府・60代・⼥性
今まで⼼残りで後悔していたことを⽂章にして、⾃分の⼼の整理をすることができました。
本⼈にはもう伝えることができませんが、今まで内に溜めていた気持ちを吐き出すことで、⼼が少し軽くなった気がします。 -
神奈川県・60代・男性
この作⽂を書くことで、家族を考える良い機会になりました。私のように感じられる⽅は多いと思います。とても良い企画と思いますので、これからもずっと続けていっていただきたいと願います。
読者の方の声
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富⼭県・60代・男性
⾝に染みるお話ばかりで涙が溢れてきました。⾃分の⾝の回りにいる⼈やお世話になった⽅を⼤事にし、⼈の痛みや悲しみを知り、思いを同じにすることでその⼈の気持ちをより深く理解することができるのだと思いました。
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愛媛県・40代・⼥性
過去の作品を読ませていただきました。それぞれの⽅の⼈⽣や⽣き⽅、思いが伝わり、⼼が温かくなりました。⾃分の⽣き⽅や⼈⽣を振り返り、今に感謝する良い機会になりました。
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埼⽟県・70代・⼥性
毎年楽しみにしておりますそして何度も繰り返し読ませていただいています。
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岡⼭県・40代・男性
毎回、読むたびに普通の⽣活が当たり前ではなく、有り難い事なんだと思います。
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